ロケ日記 ハオルチアの魅力(8月28日放送予定です)

今回は、多肉植物の中のハオルチア、その中でも「軟葉」というグループについて川西さんにお話を伺いました。「ハオルチア」と言われたときは「カオルチャン」と呼ばれたのかと思いました。それくらい、私にとっては耳慣れない言葉だったのです。ハオルチアってどんな多肉植物なのでしょう。テーブルにはたくさんのハオルチアが並びました。品種の名前も初めてのものばかりですが、何とも言えず綺麗です。
ハオルチアは、南アフリカ原産の植物。現地での写真も見せていただきました。本当に牧草のように生えていて動物が食べているんだそうです。他の多肉と一緒に土の中に埋まっているものや、岩と岩の間に生えているものなどさまざま。ずっと「雑草」扱いされていましたが、最近は日本を始めさまざまな国でマニアが増えているため、大切に?掘り起こされているらしいです。それが、目の前に並んでいるものとは思えないくらい。クーペリー(オブツーサ)は、透明窓があって、光に透かしてみると空の色が美しく映って輝くようでした。
横から見ると、「刃物で上の部分を切り取ったのではないかしら?」と思うような形のものがあって「万象」という名前がついていました。この仲間は、上から見ると白い筋の模様があって、マニアは、それを鑑賞するのだそうです。さっすが日本人!と思っていたら、川西さんが「古典植物のように鑑賞するんですよ」とおっしゃっていました。ピクタという品種の渋い色を観察したり、葉の形の多様性を観たり、斑入りの美しさを鑑賞するのだそうです。器にもこっていて、江戸時代の植物鑑賞のようです。
ユリ科の植物なので、小さなユリに似た花が咲くのですが、さまざまな形の葉がある植物なのに花はほぼ同じ形の可愛く白いものがつきます。綺麗だけど、枯らしたら嫌だしなかなか手が出ないなあ。と思っていたのですが、管理場所は小スペースで良いし、屋外でも室内でも育てられるのでポイントを押さえればとても簡単に育てられるんだそうですよ。ポイントは、番組で確認してくださいね。
この後は、ハオルチアの寄せ植えをしていただきました。こちらも、植え付けの注意点など詳しく説明がされていますので参考になさってください。原産地南アフリカをイメージした寄せ植えは、ワイルドで男性的。そして、最後にカラーサンドに植え付け水につけて育てているハオルチアを見せていただきました。多肉の育て方とは思えない斬新なものです。ガラスの器に入ってとても涼しそうで、お部屋に一つ欲しくなりました。
ハオルチアは、まるで宝石のようでとても綺麗でした。いろいろな楽しみ方も教えていただいたので私も集めてしまいそう。深みにはまると脱出できなくなる事間違いなし。これを機会に一鉢いかがですか?

 放送は、8月28日日曜日、お昼12時からサンテレビです。