ロケ日記 熱帯スイレン (6月19日放送予定です)

今回も、赤塚植物園からお送りします。こちらでは、熱帯スイレンがお勧めということなので、倉林さんに熱帯スイレンの魅力を伺いました。熱帯スイレンは、色がたくさんあることが楽しみの一つ。「熱帯」と名前につくだけで、日本では難しいのではないかと手を出さない人が多いのですが、実は、京阪神などでは5月から11月頃まで次々と花を咲かせてくれるので、温帯スイレンよりも花期が長いのだそうです。
熱帯スイレンは色が豊富なのですが、中でも青系統の花があるのが魅力です。私たちには、幻想的な色のある熱帯スイレンには魅力を感じつつも特別な植物という感じがありますが、生産国の一つタイでは、生活の中に入り込んでいるのだそうです。赤塚植物園には、タイ農場もあり、スイレンも多く育てているそうです。
もちろん、赤塚植物園でも栽培しているという事なので、ハウスを見せていただきました。広くて蒸し暑いハウス内には、数え切れないくらいの鉢がびっしり置いてありました。一株一株丁寧に育てられています。本当にスタッフの皆さんは、植物がお好きなんだなあと思いながら拝見していましたが、あまりの暑さに汗が吹き出してきました。わ〜お化粧がくずれちゃう!急いで外に出ると、よく園芸店で売られているビニールポットに入れられている苗を発見。倉林さんに、このような苗を園芸店で購入してきた後には必ず植え替えて下さい。とアドバイスを受け、教えていただく事に。
陶器でできた立派なスイレン鉢に植え替える方法もありますが、倉林さんのお勧めは軽くて手軽に購入できる大きめのプラスチックの鉢に水を入れ、4号鉢の浅めのもの(中味が
1リットルくらい)に赤玉土をつぶしたものか、田んぼの土でスイレンを植え付け、沈めるという方法です。赤玉土のつぶし方を少し実演して頂きましたが、ものすごく大変そう。なにしろ、少しづつ水を入れながら粘土のようになるまでつぶすのです。赤塚植物園では、すぐに使えるようなスイレンの土も販売しているのだそうです。手軽でいいですね。これなら私でも上手くいきそうです。管理についても詳しく伺っているので番組を
ご覧下さいね。
この後は、スイレンの楽しみ方ということで、簡単な池の作りかたや鉢の飾り方、切花などを教えていただきました。熱帯スイレンは、上品な優しい香りを持っているのも特長です。フラワースタンドなどで鉢を少し高い位置に持ってくるとより効果的です。スイレンは、夜には閉じてしまうので、働いている方には朝しか見られないというイメージがありますが、最近は夜咲きのスイレンも出回り始めたそうです。鉢にメダカを入れてミニビオトープ!今年の夏は熱帯スイレンがお勧めです。

  放送は、6月19日日曜日お昼12時からサンテレビです。