ロケ日記『身近な植物の不思議』4月20日放送用です。

今回も、大阪府立『花の文化園』からお送りします。放送時間が、土曜日の朝6:00からになっておりますのでご注意下さい。再放送は、水曜日の朝8:00です。今年は暖かかったり寒かったりで、植物達も迷惑していると思いますが、身近な植物の不思議な生態について本田さんにお話しを伺うことにしました。いつものように、資料を持って説明をしてくださいました。
皆さんは、身近な植物というとどのようなものを想像されますか?身近と言っても意外と知らない植物もあったりして〜。と思っていましたが、はじめはなんとビオラのお話しでした。ビオラの種は、見たことがなかったのですが(花がらをつんでしまうので)、やはりちゃんと実がなりその中に種が出来るのだそうです。そして、実がはじけて土の上に落ちるわけですが、なんとその種にはおまけがついているんですって。エライオソームというものだそうですが、簡単に言えば栄養です。でも、植物のためではなく、蟻のための栄養なんですって!蟻は種を巣に持ち帰り、栄養の部分をとって、種を棄てるのだそうです。だから、より遠くに種を運んでもらえるというわけなんですね。なんと賢いのでしょうか☆
チューリップやアセビの秘密も説明していただきましたよ。番組でご覧になってくださいね。そして、ツバキ園に足をすすめると、本田さんが「高田さん、ツバキはなぜ横向きあるいはうつむきかげんに咲くかご存知ですか?」と聞かれました。そういわれてみると、確かに横向きに咲いていますが全くわかりません。実は、ツバキは鳥に花粉を運んでもらうので、枝に止まった鳥が密を吸いやすいように横を向いて咲くのだそうです。まだまだ知らないことはたくさんありますね、お話しが楽しくてしかたがありません。
そして、最後は絶滅危惧種を集めてあるコーナーに連れて行っていただきました。昔はたくさん大阪にも自生していた植物が、環境の変化で大変数が減っているものがあるのだそうです。そういった植物を保護し、展示しています。また、それらを増やしていくという植物園の活動もされているそうです。この時一番美しく咲いていたのは、ユキワリイチゲでした。こんなに可愛くて清楚な花が失われていくのは悲しいですね。何とか私達も植物を守る環境づくりを考えて行動したいものです。

 放送は、サンテレビで4月20日土曜日、朝6:00〜6:30です。お見逃しなく!