ロケ日記『園芸店にお花が届くまで』8月10日放送用です。

私たちが、園芸店に買いに行くお気に入りの植物たち。どうやって園芸店まで届くのでしょう?尼崎にありますとってもおしゃれな園芸店、「田中園芸」におじゃましました。本当に綺麗に並ぶ花・花・花!ご主人にお話しをうかがいました。「植物も当然と言えば当然だが市場から仕入れてくる。セリをして、良いものを選び買い付ける目が大切なんです。」と教えていただきました。
それなら!という事で、大阪植物取引所に行ってみました。ここでお花のセリが行われているんですよ。秦さんにご案内いただきました。セリ場は、セリ人の大きな声が飛び交っていてとても活気がありました。手ゼリではなく、機械化されていました。モニターがずらっと並んでいて車のメーターのようなものが写っていました。その下に今セリにかけられている植物が写っていました。買い付けに行っている買参人は手元のボタンでセリ落とします。
セリにかけられるまでの植物の置き場も見せていただきました。さまざまな種類の植物がセリ場に行くまでの順番を待っていましたが、ランの置き場はとても涼しかったです。植物によって温度を変えるなど、フレッシュさを保っているのですね。セリ人は、売るだけではなく生産者さんの所へ行き、新しく「こんな植物を作って欲しい」とお願いしたり、
「これは、売れそうだ」と思うものを買い付けたりと大きな役目を担っているのです。
生産者の方のところには、足しげく通うという秦さん。それぞれの担当地域に大阪植物取引所の方々が、実際に行かれるそうです。秦さんも今日は生産者さんのところに行くとおっしゃるので連れて行っていただきました。伊川谷にある伊川鉢物部会の三浦さんと何かお話しをされるようです。三浦さんにお話しをうかがうと、「取引所というのは、消費者と生産者を結ぶ架け橋のようなもの。お客さんがどのようなものを欲しがっているのかの情報を教えてもらったり、こんないい植物があるよと情報提供したり、とてもメリットがある」というお話しでした。生産者の方も安定して植物を作ることができるんですね。
植物の流通には、さまざまなネットワークが関わっていることがわかりました。初めて仕組みがわかった回でした。

放送は、サンテレビで8月10日土曜日6時からです。再放送は水曜日8:00からです。