ロケ日記『熱帯スイレンをより身近に』7月26日土曜日放送用です。

今回も、三重県津市にあります赤塚植物園からお送りします。オリジナルの植物も育種されている赤塚植物園、とっておきの植物があるということで、倉林さんにご案内いただきました。「こちらです」といわれてそのコーナーを見ると、とても小さな可愛い花をつけている熱帯スイレンのポットが並んでいました。「ミニドーベン」というポップがついていました。温帯スイレンは根を太らせながら横へ横へ広がって行くのですが、熱帯スイレンは球根が移動しないで葉も花も球根の上に伸びて行くのでコンパクトに作ることが出来たのだそうですよ。中の鉢をお気に入りの容器に移すだけでOKです。
こんなに身近に可愛い熱帯スイレンを置くことが出来たら初心者でも欲しくなりますね。管理も簡単だし、初夏から秋遅くまで咲いてくれるのだそうです。小さな花の品種を作られたと思っていたのですが、そうではなく育てる技術で小さくしているのだそうです。ドーベンという品種は古くからあったのですが、栽培技術が進んで身近で簡単に楽しめるようになったのだそうです。通常の大きさのものも見せていただき、育て方をお聞きしました。スイレン鉢もプラスチックの軽いものが出てきましたよ。一か月に一回はスイレン用の肥料を与え、アブラムシなどの虫にもそなえます。水が汚れるという方がいらっしゃいますが、これは土をしっかりと選び、水に流れ出ないようなものを使うことが大切です。
熱帯スイレンは、冬越しがとても心配です。氷が張らなければ大丈夫という倉林さんのお話でした。寒い地域で球根を掘り上げる場合は、十分球根が固くなってから少し乾かしておきます。フェルトを濡らしてしぼったものに球根を包み、ジッパー付ビニール袋に入れておけば大丈夫!これなら手も汚れず簡単です。ただ、葉の表に小さな球根が出来てそこから新しい芽が出てくる「ムカゴ種」は、充実した球根が出来ない場合があるので、葉を水に浮かしておきます。そうすると、小さな葉が出来るんですよ。ムカゴで株を更新していくなんて面白いですね。是非番組でご覧くださいね。
放送は。サンテレビで7月26日土曜日朝6:00から。再放送は水曜日の8:00からです。