ロケ日記「どうする冬の鉢花」(12月4日放送予定です)

前回に引き続き、「クリエテ南千里店」におじゃましました。お話は、吉田さんと橋本さんです。今回は3人で、冬の鉢花に多い悩みを話し合い解決していきます。クリエテでいつも接客されている橋本さん。いろいろな質問に答えていらっしゃるようです。吉田さんも加わっていただき心強い解説をいただきました。
まずは、ポインセチアから。寒い時期に園芸店に出回りますが、亜熱帯の植物で寒さには弱いんですって。そういえば、沖縄でものすごく大きく育った自生のポインセチアを見た事を思い出しました。一番多い質問は「下葉が枯れてきた」というものだそうです。水のやりすぎや肥料・日光不足が原因のようです。日中は、屋外で日光浴をさせてやりましょう。「次のシーズンもクリスマスまでに葉を赤くしたい」という方も多いんですって。冬を上手く越せば二まわりくらい大きくなるそうです。春から屋外で管理して、8月末ころ
から夕方5時頃〜朝8時頃まで段ボールの箱をかぶせるんですって。昼の時間が短くなるとポインセチアは色づくので、毎日この作業を繰り返すとクリスマスに間に合うように赤くなるそうです。私は、きっとやらないと思いますけど(笑)
続いて、リーガスベゴニア。「どこに置けばいいのですか?」とよく橋本さんは、聞かれるそうです。置き場所は、日の当たる室内の窓辺でいいのですが、夜は大変冷えるので、鉢を夜だけ部屋の真ん中の方に移動します。水は、土が乾くのを待ってから与えるようにしないと、「水をたっぷりやっているのに、枯れてしまった」ということになりかねません。とても鮮やかな色が多くて暖かく元気な気持ちにしてくれるリーガスベゴニア、大切に育てたいです。
デンマークカクタスは、「蕾がぽろぽろ落ちてしまう」「花が元気に咲かない」という悩みが断然多いのだそうです。この植物は、特に乾きぎみに育てないといけないということと、環境を変えすぎると蕾が落ちるので、購入するときに蕾があづき大以上のものを選び、ある程度、気温の変化に対応できるものを買うように勧めていただきました。橋本さんも、「迷われている時はスタッフにご相談下さい」とおっしゃっていました。
冬には、ギフトで良く出回るシンビジウム。いただいても、どうして良いかわからないという方が少なくないようです。花は、下から咲いていくのですが、一番下の花が咲き終わったら茎の下から切って切り花として楽しみ、余計な養分を使わない様にするのだそうです。状態の良いものほど根が鉢いっぱいになっていて、水を与えにくく流れてしまいます。乾き具合を確認しながら、一カ月に二回か二カ月に三回、バケツに水を入れて鉢をそこに入れて水を吸わせます。春からは、外で育てます。梅雨の雨は大丈夫ですが、新芽が出来てくる秋には、長雨にあててはいけないと吉田さんに教えていただきました。次のシーズンも花を咲かせるアドバイスをたくさんいただきましたよ。番組でご覧下さいね。
さて、最後にシクラメンです。水やりと肥料やりの説明をしていただきました。一番多い質問は、「水をたくさんやっているのに葉っぱがしおれたようになってしまう。」という
ことです。初心者は、底面給水の鉢にすると比較的失敗が少ないんですって。水の減り方は生育のバロメーターだそうです。水のやりすぎには充分注意し、暗い玄関などに置いているときには、日光浴をさせることが大切。そして、カリ成分の高い肥料を与える事も重要だそうですが、正しい量を正しいタイミングで与えて下さいね。
他にも、冬の鉢花を育てるコツをたくさん伺っていますので、番組をお見逃しなく!

 放送は、12月4日日曜日、サンテレビでお昼12:00からです。