ロケ日記「ツバキ」(3月11日放送予定です)

今回の内容は「ツバキ」です。野里さんに教えていただきました。ツバキというとよく庭植えされているものを見ますが、本当にたくさんの種類があります。色や形だけでなく咲き方や大きさもさまざまです。藪ツバキと茶の木の自然交配ではないかといわれていますが、はっきりしないそうです。アジア原産の常緑高木で大変育てやすいツバキは、古くから日本人に親しまれてきました。
ヤブツバキワビスケ、ユキツバキ、ヒゴツバキなど、系統も品種も大変多く現在では500余りの園芸品種があるそうです。アジア原産ですからたいへん育てやすく丈夫なので、おすすめの花木の一つだと野里さんがおっしゃっていました。大きくならなくても花をつけるものもあるので、鉢に植えて楽しむこともできます。鉢なら、ベランダでも栽培できますね。
ただし外国で品種改良されて逆輸入されているものや、原産地が暖かい気候のものは、屋外で育てるのは冬越しが厳しいのだそうです。中国原産で珍しい黄色の品種「キンカチャ」やベトナム原産の「ハイドゥーン」も見せていただきましたが、やはり栽培は難しいということでした。葉の様子もツバキとは様子が違うようでした。
日本人は、花だけでなく葉の形状や枝ぶりを見て楽しんできた歴史があります。楽しみ方もいろいろで茶花としても人気のあるツバキ、お好みの花を探して是非育ててみてください。
あ!4月と7月頃にはチャドクガという虫がつくことがあるので、ご注意下さいね。

放送は、サンテレビで3月11日、お昼12時からです。