ロケ日記「クレマチス」(4月29日放送用です)

宝塚市にある園芸店「陽春園」におじゃましました。今回は、クレマチスについて野里さんにお話しをうかがいました。「セレブな奥様のお好きなクレマチス」と勝手に思っていたのですが、実は幅広い年齢層の方に人気があるのだそうです。それに「クレマチス」と言ってもさまざまな系統があるという事です。クレマチスの中にグループが!?品種だけでなく自生地などにより姿かたちだけでなく、性質の違うものがたくさんあるのだそうです。
その系統の中から、いくつか紹介していただきました。まずは、これぞクレマチス!と思わせるオーソドックスな「大輪系」です。園芸品種だそうですが、非常にたくさんの品種があり、存在感があって美しい花ばかりです。色も豊富です。名前も素敵なものが多いんですよ。とにかく迫力がありました。
昔から日本で「テッセン」と呼ばれ親しまれてきたクレマチス。すべてが、テッセンだと思っている方も少なくないはず。そして、大輪の紫色のものがすぐに頭に浮かびますが、テッセンとは、フロリダ系の花の一つだそうです。そして、テッセンに一番近いものを紹介していただきましたが、花びらは白で、雄しべが弁化して真ん中に大きく紫色のポイントを作っています。これが、古くから日本で栽培されていたクレマチスだったんですね。
何だか不思議!
続いて、最近とても人気のあるモンタナ系です。イングリッシュガーデンにも山野草の庭にもよく合います。こちらの系統にもたくさんの品種があって勉強になりました。生育は旺盛で花が可憐なのが魅力です。基本は四枚の花びらを十字に開くのだそうです。高温多湿には弱いという事ですので、梅雨から夏の育て方には気を配らないといけませんね。
そして最後に、フォステリー系を見せていただきました。元となるのは、ニュージーランド原産種だそうです。白やグリーンの花色で小輪咲きです。清楚で愛らしい姿、葉の形も全く違うので面白いです。これから人気がでそうですね。そのなかの「ペトレイ」という品種は、たくさんの花をつけ薄いグリーンの小花で庭植えも出来るのだそうですよ。陽春園では、ハンギングバスケットに使用されていました!かわいい!
栽培法は、旧枝咲き・新枝咲きのように生育の仕方によって違いますので、購入前に確認してくださいね。
鉢、フェンス、アーチ、パーゴラ、いろいろ使えてバラとの相性もぴったりのクレマチス。是非育ててみてください(*^^)v

 放送は、4月29日日曜日、サンテレビでお昼12時からです。