ロケ日記『秋の花の文化園』10月21日放送用です。

今回は、花の文化園にお邪魔しました。まず、園長の竹田さんに秋の文化園のおすすめをうかがいました。秋の花々も色づき散策によい気候ですので、たっぷり時間をかけて見ていただきたいのですが、その中でも特に花の文化園が去年から力を入れているダリアをご紹介いただきました。ダリアというと原色の大きなものばかりというイメージがあったのですが、最近では日本人好みの優しい色合い、シックな色合いのものが出回り始め人気が出ているのだそうです。その火付け役になったのが「黒鳥」という品種だそうで大変落ち着いたシックな赤で中央は黒と言ってもいいような色合いです。確かに秋にはピッタリですね。今では、寄せ植えにピッタリな草丈の低いもの店先を飾っています。
花の文化園では、既存の品種がたくさんあるだけではなく、交配を独自に行われています。京阪神の夏の暑さに絶えられないダリアもたくさんあるのだそうですが、「暑さに強い夏に丈夫なダリア」を作出されています。夏を乗り切ったオリジナルの品種がダリアの小路にずらりと並びます。とてもよく似たものもあるのですが、観察すると2つと同じものはありません。グラデーションのかかったものや咲き方の変わったものなど、見て歩くだけで楽しいです。お気に入りを見つけて下さい。
11月くらいに球根を取って、保存しておき次の年の4月くらいに植えると7月と9月ころ、2回咲いてくれるんだそうです。とても存在感のあるダリアのあるお庭。。素敵ですね。交配は種からされるそうですが、咲くまでどんな花かわからないところがまた魅力なんですって。そして皆さん!聞いてください!!番組がまもなく1000回ということを知った竹田園長がまだ名前のついていないダリアのなかから綺麗なものを選んで「薫姫」と「手づくり花づくり」という名前をつけてくださいました。素晴らしいプレゼントを有難うございました。「薫姫」は、写真の紫のポンポン咲きです♪ロケの次の日からラベルがついているはずですから、皆さん実物を見に行って下さいね。花の文化園大好き!!つぼみもいっぱいついていましたよ〜。
後半は、井の本さんに「秋の七草通り」をご紹介いただきました。なかなかこんな散策路はありませんから、おすすめです。春の七草は有名ですが、皆さんは秋の七草を全部いう事が出来ますか?万葉集の中の山上憶良の歌 ☆「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」☆「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」の2種が由来となっているようで、「萩、すすき、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、ききょう」と言われています。クズを除いた花がそろっている「秋の七草通り」は、風情があって着物で歩きたい気分です。ところどころに万葉集の歌なども書いてあり悠久の世界へ誘われるようです。こちらも趣があります!このブログをご覧になったら早いうちに足を運んでみて下さいね。特に萩がみごとでしたので。詳しい説明をしていただいていますので、番組で日本の秋に浸ってください。

放送は、サンテレビで10月21日日曜日 お昼12時から放送の予定です。