ロケ日記「熱帯花木の知恵」3月10日放送用です。

今回は、ハイビスカスを中心に熱帯植物についてお送りします。まずは、咲くやこの花館のハイビスカスワールドで、ハイビスカスの紹介を久山さんにお願いしました。原種、コーラル系、ハワイアン系など説明していただきましたが、本当にたくさんの品種があり、小さいものから私の顔くらいあるような大きな花まで見ることが出来ました。微妙な色合いで言葉では表現できないものもありました。是非実際にご覧になっていただきたいです。
今、ハイビスカスをお持ちで部屋の中に入れていらっしゃる方も多いと思います。ハイビスカスの今の栽培法と、6月頃になってからの挿し木の楽しみ方について、松井さんに実践していただきながら教えていただきました。育てていらっしゃる方は参考になさってくださいね。
そのほかの熱帯植物の魅力についても久山さんにお話しいただきました。サキスマスオウの木はしっかりした土に生えているわけではないので、風や大きな動物に触られて倒れない様に板根を形成しています。ハネフクベは子孫を残すために種子を遠くに飛ばすように羽根のようなものをつけています。この種の飛び方を真似して人間がグライダーを作ったとも言われています。実際にどのように飛んでいくのかを子供たちにも見てもらうイベントも行われています。子供たちも興味津津でした。
ネペンテスという食虫植物(うつぼかずら)は、意外なところから蜜をだして虫を引き寄せ栄養にしています。栄養の少ない土地に生息しているからこその知恵ですね。また、世界で一番大きな花と言われるラフレシアは、短い間しか花が咲かないのですが花粉を運んでくれるハエをおびき寄せるために腐ったようなにおいを出して花を咲かせます。人間には臭くてもハエにとってはごちそうの香りです。
それぞれ特徴のある植物の生き方、知恵や力強さを学びました。

 放送は、3月10日日曜日、サンテレビでお昼12時から放送予定です。