ロケ日記『春植え球根』3月17日放送用です。

今回は、京都府立植物園からお送りします。春になると秋植え球根の花が咲いて、良い香りに包まれます。代表的なチューリップやムスカリスイセンなどを植えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?平塚さんに春植え球根について教えていただきます。魅力は、短期間で植物の成長を見ることが出来て育て方も簡単というところだそうです。
春植え球根の中の一部、グラジオラス、カサブランカカラジウム、木立ダリア(皇帝ダリア)、ダリアなどの球根を見せていただいてから、実際にダリアの球根を植え付けていただきました。ダリアは、細長い形をした球根です。上下を間違えない様に植えるのが注意点です。水はけのよい土を使って、京阪神では3月下旬〜4月中旬に植え付けます。花が咲いてくれると嬉しさもひとしおですね。夏前には花が咲くそうですから楽しみです。
続いては、京都府立植物園の取り組みの中からお話しを中井さんにうかがいました。まずは、針葉樹林のエリアにやってきました。まだ小さな苗ですが、とても珍しい木で「ウォレマイパイン」と言うそうです。かなり前から化石で知られていたこれらの仲間は、恐竜が生きていたジュラ紀にはたくさん生息していたといわれています。ですから別名をジュラシックツリーともいうのだそうですよ。1994年にオーストラリアのウォレマイ国立公園峡谷の谷底で発見され、クィーンランド州政府森林局から贈られたものだということです。どう成長していくかはわからないけれども地植えにしてこの成長を見て行きたいと実験中です。
そして、もうひとつ京都府立植物園で有名なサクラです。約100品種、500本があるそうです。そのなかに竹筒が添えられているものがあります。老木が枯れているようなのですが、途中から根がでています。『不定根』と言うそうですがそれを誘導して地に根付かせようとしているのです。この根は、新たな幹になって生命をつなげていくことが出来るのではないかという取り組みです。命を大切にする植物園の活動。なんとか生命を保っていって欲しいですね。植物園に対しての見方も変わりました。

 放送は、3月17日日曜日、サンテレビでお昼12時からです。