ロケ日記「人気が出てきたコウモリラン」8月30日土曜日放送用です。

野里さんシリーズ第三弾は、「コウモリラン」です。植物園の温室でよく見かけます。ちょっと見ると不思議な形〜。気持ち悪いと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、今、人気が出てきているんだそうですよ。特に若い方は「かっこいい!」とおっしゃって購入されて行くのだとか。このコウモリランは、南米・アフリカ・オセアニア・東南アジアが原産で、分布する原産地の気候が全く違うために様々な形の草姿なんだそうです。葉の形が蝙蝠の羽を広げた様子に似ているので「コウモリラン」というらしいです。学名はプラティケリウムで原種も18品種ほどあるのだそうですが、自然交配をしやすく、園芸品種は数えきれないといわれていて詳しくはわからないそうです。そこが又ミステリアスで心をくすぐりますね。
コウモリランは「ラン」と名前が付きますが、ウラボシ科でシダの仲間です。ですから、胞子を葉の裏に作りそれを飛ばして増やします。コウモリに見える葉の部分に胞子が出来るので「胞子葉」それが出てくるおにぎりを抱きかかえるような楕円の部分も葉で、「貯水葉」というのだそうです。そして、原産地では木の幹にくっついて着生して生育しているのだそうです。日本で育てやすいのは、ビフルカツムという品種だそうですよ。比較的、冬に強いのだそうです。胞子で増える以外にも、株分けで増やす方法があります。その方法をみせていただきました。かなり大胆にハサミでジョキジョキ!番組でご覧くださいね(^^)/
野里さんは、この回のために調査旅行に行ってくださったんですって。オーストラリアかな?アフリカかな?と思って聞いたら「まずは咲くやこの花館に。。」だって。「近すぎでしょ!」と突っ込みましたよ。でも、「台湾にも行ったんです」とおっしゃるので「自生地があるのですか?」とうかがったら「台北の植物園に。。」と。植物園なら日本でいいじゃん!という言葉を飲み込み説明をうかがいました。コウモリランを中心のボール状のものに張り付けて上からつるして飾る方法もあるし、へご板や杉の板にくっつけたり、オブジェのようなものにつけて飾ったりと実際の飾り方、育て方についても細かく伺っています。皆さんも是非是非チャレンジしてみてください!私もすごく欲しくなりました(^^♪

放送は、サンテレビで8月30日土曜日朝6:00から、再放送は朝8:00からです。