ロケ日記「早春の植物園を歩く」3月5日土曜日放送です。

今回は、京都府立植物園から冬の植物園の楽しみ方をお送りします。ご案内いただいたのは、植物が好きで好きでたまらない長澤園長です。いろいろな角度から植物を説明していただきました。まず、北門から入ってすぐの花壇です。収録の時には、フクジュソウがきらめきながら咲いていました。決して広い場所ではありませんが、こだわりがあるんですよ。フクジュソウのそばからチューリップが可愛い芽を出していました。色も間隔もランダムに植えてあるのだそうです。そして、クサソテツもその間に!暖かくなってくると美しい葉が楽しめるようになっています。より自然に見えるようになっているのですね。
そして、スイセンを見ながら球根花壇へ。ロケの時にはスノードロップの群生がとても美しく咲いていました。この花壇では、チューリップ、ムスカリ、クロッカス、ヒヤシンスなどの球根が植えてあり、時が進むにつれて少しづつ咲いてきます。早春から初夏までいつも何かの花が楽しめるというわけです。梅も咲き始めていましたから何度か訪れて季節の移り変わりを感じるのもいいですね。
屋外で冬の植物園を満喫した後は、「春の草花展」に寄りました。まだまだ寒い植物園ですが、ハウスの中は「春の草花」でいっぱい!お客様も入ったとたんに「うわー、綺麗!」と
皆さんおっしゃっていましたよ。毎年行われているイベントですが、今回は『香り』がテーマです。香りのする植物には蝶のマークが付けてありました。テーマ通りハウスの中は花の甘い春の香りで満たされていました(^^)/
そして、植物園の仕事の一つでもある「絶滅危惧種保存」についてうかがいました。絶滅の危機に瀕している植物はたくさんありますが、人間の乱獲や動物による食害、環境の変化が主な理由だそうです。そういった植物を増やしたり育てたりして保全しています。いろいろな植物園がそれぞれの担当を持ち、守っているそうです。こちらでは奄美地方や対馬の植物が多いようでした。植物園は公園のように憩いの場であり、勉強の場であり、研究の場でもあるんです。このハウスには一般の方は入れませんが植物園の頑張りを知っていただきたいと思った活動です。

放送は、サンテレビで3月5日土曜日朝6:00から、再放送は水曜日の朝8:00からです。