ロケ日記「食虫植物 基本編2」7月2日土曜日放送です。

今回も兵庫県立フラワーセンターから土居さんにお話をうかがいます。土居さんと言えば食虫植物ですね。前回は、サラセニアとハエトリソウについてうかがいましたが、今回は、ネペンテス(うつぼかずら)から教えていただきました。ネペンテスは消化液がツボの中に入っていて虫を誘い込み落として溶かし、養分を株に送る仕掛けになっています。面白いですね。でも、蓋が動くわけではないので、展示されているものには手を触れないで下さいね。葉が大きくなってだらしなく、袋がとても小さくなってしまったものを植え替えます。今回は土を崩さず別の鉢に植え替えますが、鉢底の石は入れて下さい。よほど土が痛んでいる場合には、少し落としてミズゴケをまいてもいいですが、この時期は触らず、日の当たる場所で育てましょう。ただ真夏は葉焼けをおこしますので少し日陰に移します。冬は、ハウスか室内で水槽などを使って温度を保って育てるのだそうですよ。
そして、世界中に自生しているといわれているモウセンゴケの仲間です。こちらは、前回のハエトリソウやサラセニアと同じ植え替えの仕方です。花も綺麗に咲きますし、繊毛に着いたネバネバの液が光にキラキラきらめいてとても神秘的です。この液に虫がくっつけてしまうので「トリモチ式」と呼ばれています。購入したら鉢底石を多めに入れた鉢にミズゴケで植え替えます。少し土を落として浅めに植え付け、受け皿に水をためて下から必要な水を吸わせます。モウセンゴケの仲間は、日本にも自生していますので見に行くのも楽しみですね(野生のものは絶対に取らないで下さいね)。ハエトリソウ、サラセニア、モウセンゴケは、冬も同じように戸外に置いて育てるそうです。京阪神では問題なく越冬するそうですから管理も簡単ですね。
そして、フラワーセンターではおなじみ高田課長の「ワンポイント園芸!」。今回は、紫陽花の挿し木です。株が大きくなりすぎたという方、花後すぐ枝を切って風通しを良くするのと共に挿し木をして増やしましょう。二節を使いますが、小さな脇芽がもう見えていますので芽のついている二節使います。挿し穂は、1時間ほど水揚げしてから、買ってきた「挿し木の土」を鉢に入れバケツの水につけながら鉢に挿します。こうしてバケツから鉢を上げるとグラグラすることもないし、ピンセットや棒を使わなくても簡単です。ここがワンポイント!1か月くらいで根が出るんだそうですよ。お試しください!

放送は、サンテレビで7月2日土曜日朝6:00から。再放送は水曜日の朝8:00からです。