ロケ日記「モウセンゴケの増やし方」12月3日土曜日放送です。

今回も兵庫県立フラワーセンターからお送りいたします。土居さんにモウセンゴケの増やし方についてお聞きしました。皆さんご存知のようにモウセンゴケと一言で言ってもさまざまな品種があります。フラワーセンターにもオーストラリア原産のハミルトニーやカペンシスなどたくさんのモウセンゴケが展示されています。その中で、今回扱うのは、「ヨツマタモウセンゴケ」です。今からモウセンゴケは上部が枯れてきます。だからと言って処分しないでくださいね。土の中の根は力強く生きているのです。
植え替えて大株にしても良いのですが、今日は増やし方を教えていただきました。鉢から株を抜いてみると黒く太い根がミズゴケや鉢底の石をしっかりつかんでいます。この黒い根が健康な状態だそうです。平鉢に日向土を入れ、水でもどしたミズゴケを薄く敷きます。その上に5センチほどにチョキチョキ切った根をたくさん置いていきます。そして、その上に絞ったミズゴケをハサミで細かく切ったものをやはり薄く乗せておきます。受け皿に水を入れて鉢を置き、軒下で管理すると春にはたくさんの小さな株が出来るそうです。
高田課長の「ワンポイント園芸!」は、ハナミズキの剪定とボタンの作業です。ハナミズキは、葉の無くなるころに葉芽と花芽を見極めて、花芽をたくさん残して切るようにします。プックリしている方が花芽です。そして、ボタンは、花がらの枯れたものを取り、枯れきった茎を根元からきります。枝先に花芽がありますので、切ってしまわないように注意しましょう。今は、剪定に一番良い季節なのですね。
温室のバックヤードに土居さんに連れて行っていただきました。その中のハウスの一つに入るとネペンテスがひしめき合っています。土居さんにご案内いただいたのは、小さな小さな芽が出ている鉢。これは、ネペンテス・クリペアタだそうです。なんと世界で二例目に実生発芽に成功したとのことです。さすが、食虫植物の土居さん!ルーペで見なければわからない程の袋をつけたものもありました。何株が順調に育つのか楽しみなところですね。頑張れ!と声をかけたくなりました。

放送は、サンテレビで12月3日土曜日朝6:00から、再放送は水曜日の朝8:00からです。