ロケ日記「街ぶら〜宝塚市山本周辺を歩く」その2

前回に引き続き、植木の街「山本」を陽春園の野里さんのご案内で散策します。歴史のある街並みは、狭い路地にさえ趣をかんじます。おじゃましたお店では、プレゼントまでいただいて、ウキウキ感満載のぶら歩きです。今回の初めは、カラーリーフの珍しいものをたくさん集め、販売していらっしゃる「樹楽」さんにおじゃましました。ご主人の坂上勝弥さんは、あの「木接太夫」の子孫でいらっしゃるそうです。確かではないけれども20代目か21代目にあたるそうです。接ぎ木の発想と技術を確立した木接太夫の子孫が今でもこの地で植木業を営んでいらっしゃる。山本の歴史を感じますね。こちらでは、美しい葉物がずらりと並びます。「散り斑トキワマンサク」「黄金葉サザンカ」「残雪ヒサカキ」「斑入り姫ユズリハ」など珍しい斑入りのものがたくさん。勝弥さんは、珍しいものがあると聞くと、出かけていって枝をもらい、接ぎ木で増やすのだそうです。さすが接木太夫の子孫!趣味家の方垂涎の植物がそろっています。穏やかで優しい勝弥さんに3つもカラーリーフをいただきましたヽ(^o^)丿
この後、雨が降り出し陽春園で待機しながら、作戦会議をすることに。もう一軒は、どこか行きたいけどどんなお店がいいかなあと2人で話し合い。でも当日急に伺えるお店は、まだあるかしら?野里さんが、電話をして下さり、雨がやみ次第いける事になったお店とは、「万花園」さんです。雨が上がった時には、すっかり暗くなっていました。それでも、坂上広和さんは、わがままな私たちを待っていて下さったんですよ。なんて良い方なんでしょう!こちらは、ランのお店でした。バンダというランがジャングルジムのような所にかけてあり、植え付けの素材もなくそのままつりさげられていて、きれいな花を咲かしていました。え〜?と驚く私に、「自生地では木にくっついて生きているんですよ。」と説明して下さいました。そして、私も野里さんも見たことがないような、珍しいランの数々を紹介していただき、吸いつくように見入っていました。胡蝶蘭やパフィオペデラムの原種もありましたが、初心者には「オンシジューム」を薦めていらっしゃるんだそうでうす。管理も楽で育てやすいんだそうです。「オンシジューム」と一言でいってもたくさんの仲間があって、好みのものを選んで、ある程度育てられるようになったら、次のランを購入すればいいんですって。オンシジュームは、女性がドレスをきて踊っているように見えるというところから「ダンシンクレディー」と言われているものもあるんですよ。よく見ると本当にそのように見えるから不思議ですね。フランス人形みたいです。「万花園」さんからはオンシジュームの仲間いろいろをいただきました!
この後、「花やしき」という会席料理店で、野里さんにごちそうしていただいたんですよ。会席料理は、美味しいだけでなく見た目もとても美しくて、和の庭と通じるものがあり四季の風景がおりこまれています。鯛も春は「桜鯛」、秋は「紅葉鯛」と言うそうです。日本の心が感じられますね。
野里さんにたっぷりおもてなししていただいて、嬉しく楽しい「山本の散策」でした。まだまだ、行きたいお店があったので、シリーズ化して欲しいものです(*^_^*)お願い!野里さん♪

 放送は、11月20日日曜日、サンテレビでお昼12時からです。